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  • ニッペルフ

差分研究 その2

(20180305の記事)

エロ同人CG集を作るぞ!と息巻いて少しずつ前進。

現状は基本の絵を作って、それを部分的に変えて差分の絵を作ろうと苦戦している。とりあえず、計画している作り方を忘れないようにメモ的に書き留めておきたい。


 よーし差分絵をどんどん作るぞいっ!と思って、もきゅもきゅ作業をしようとするとなかなかうまくいかない。原因は単純で、ニッペルフの絵柄がよくある差分絵の質とちょっと違うため、同じように部分変更するとものすごい違和感が出るからであった。

 もちろんこのまま部分変更で作品を作ってもよかったのだが、ただ作るのもつまらないので、違和感を消すため、大雑把に3つのパターンに分けて作ることにした。

 絵柄や手間、作りたいイメージによって使えるかどうか違ってくると思うが、今やろうとしていることを書いておきたい。


福笑いタイプ


 これはよくあるエロCG集やビジュアルノベルゲームなんかにある形式だと思う。 この方法の考え方は、元となる絵のシルエット部分を完全に残し、目や口などの表情や局部をほんのちょっと変えることで、表現に差をつけて同じ絵をアニメの様に変化させる方法となる。

 差分研究その1で考えた様に、この方法に加え、肌の色に注目して、部分的変更を使って全部作ろうと思っていたが、思いのほかエロシーンでしっくりこない絵が多かった。もちろん、この方法をとるものも多いが、割合は初期計画より減らすことになる。

 実際やってみると、目元の部分を大きく変えるシーンでは使えるし、表情差分としての有効性がものすごく実感できた。アップの場面ではこれで十分に通用するのではと思う。

 一方で、動きを表すような場合(エロの場合ずこずこ動く)、ちょっと不十分かなと思う場合が多かった。大きな動きや感情の変化にはやはり顔自体のシルエットが大きく動いたり歪んだりすると思うので、顔の部分だけ変わらないのはちょっと変かなぁと思う。



歪ませるタイプ


 上の福笑いタイプからさらに変更を加えたものとなる。顔で一番動くところと言えば、まぶたであろうし、目元の大きな変化は瞳を大きく描くこういった絵の魅力といっていいと思うが、それとは別に、大きな動きや強い感情変化には口、…というよりもあごが大きくかかわるんじゃないかな?と思った。


 そこで、ちょっとだけ手間をかけることにした。具体的にはあごの可動部分、耳から唇にかけての部分を切り取って、耳元から口が開くように動かして広げる。さらに隙間部分と口を塗りつぶして、もう一度口を書きなおす。特にその他の部分を変更しなくても、大きな動きの変化が期待出来て、肌の色に赤みをさすことで、感情の起伏を表現できるのではないかと思った。


 上の絵はグループとして、髪の毛(前髪)、顔、首、髪の毛(後髪)で構成されていて、左の元絵から顔のレイヤーのまぶたを削って、あごの部分を回転させて口を開け、再度口を描き直しただけなので、作業量としてはほとんどないが、だいぶ表情の違ったものが作れたと思う。

 さらにめんどくさいと思ったら、フィルターの「ゆがみ」で、顔を歪ませることもできるし、ちょっと手間をかけるだけで、意外と大きな変化が出せる。



可動部を動かすタイプ


 顔の差分についてはある程度めどがついたので、それ以外の部分をどの程度動かすかはかなり悩みの種になった。フィルターの「ゆがみ」を用いても、限界があるし、同軸で動かない場合はそれもできなくなる。


 他のエロCGでよく使われている方法としては、ぼかしや同じ絵を透明度を変えて重ねたりして、絵を写真と考えて、デジタル加工する。これはいい手があると思う。ただ、直線的(エロの場合、単純なピストン運動)でない動きの場合はこの方法に限界があるので、絵を差分込みで考えた場合、絵を作る時に稼働する部分を分けて書くことにして、最後に合成するのが一番楽な方法だと思った。


上絵の場合は、右手の剣を振り、表情は福笑いタイプでどうにかしようと思ったので、右手の肘から下を別にして描いた。


 右腕をちょっと動かすだけで、差分が1枚完成したことになる。表情は変えていないが、少し印象が変わったものが作れたので、稼働部を1、ないし2別にして描き始めると、後の差分作りが楽になると実感した。

 エロについても体位を変えたりして、えっちらおっちら忙しいシーンを作る時に使えるのではないかと思う。



終わりに


 まだほかにもいくつか考えているが、いろいろ突っ込んでもきりがないので、この3パターンを上手く利用しようと思う。


 なるべく手間をかけずに差分をたくさん作ろうと思ったら、よくある福笑い型が最高のコストパフォーマンスを持つのだろうが、果たして自家発電(隠語)に使えるのだろうかという疑問があったので、こういった作りになった。


 先月はなんだかんだと忙しかったので、イマイチ進まなかったが、やはり手間をかけず、効率性の追求も大切だが、遊びの部分がなくなると苦行になるので、このくらいがちょうどいいのかなと思っている。



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